スウィングピアノ
スウィングピアノ
1920年代に主に1拍、3拍に弾かれる単音のベースと2拍4拍で弾かれるコードの素早い繰り返しによる奏法が特徴の、ストライドピアノ(ハーレムピアノ)はジェームスPジョンソンによってベース音に10th、ジェリーロールモートンの6th等が加わるようになり、また右手のラインもアドリブ的要素や装飾音、アールハインズによるホーンライン(バンドでトランペットやサックスが演奏するようなメロディックなライン)などが取り入れられ、「スウィングピアノ」へと発展して行きます。
スウィング記事一覧
ファッツウォーラー
1920年代ニューヨークで流行したハーレムピアノを代表する最も重要なピアノニストにファッツウォーラー(本名 トーマス・ライト・ウォーターThomas Wright Waller)がいます。 大食で130kgの巨漢であるため、 Fats(太っちょ)の愛称がつけられたトーマスは、同じくハーレムスタイルの...
アール・ハインズ
ハーレムピアノ(ストライドピアノ)スタイルではそれまでのラグタイムピアノで弾かれていた単音もしくはオクターブの左手のベースに、5thや6thや10thが加えられ、また左手のコードトーンにも6thなどのテンションが加えられ、ファッツウォーラー、アートテイタム、テディウィイルソンなど当時の優れたスウィン...
テディ・ウィルソン
ベニー・グッドマンのコンボで活躍し、スウィングジャズを代表するピアにストの一人がテディ・ウィルソンです。1912年11月24日にアメリカテキサス州で生まれたテディ・ウィルソンは、若い頃にピアノとバイオリンを学び、やがて当時アール・ハインズのバンドが専属で演奏していたシカゴのグランド・テラス・カフェで...